宗谷本線旧線 雄信内〜上雄信内(廃止)


雄信内ー上雄信内(廃止)

宗谷本線は旭川から北上していくと名寄を過ぎた辺りから天塩川に沿って行く。雄信内から上雄信内までの区間でも同じであったが、地すべりによる事故や曲線改良のため昭和40年7月、下平トンネルの完成により廃棄された。その後、上雄信内の集落へ通じる道路へと一部分使用されている。

今でも古い木造駅舎の雄信内駅。 上雄信内(廃止)方に向かうと左カーブで下平トンネルへ向かうが旧線は真直ぐ山すそを走っていた。 現在線から新トンネル右方にわかれ、旧線跡は舗装道路へ変わる。 擁壁も残っていて線路跡らしい景色である。
擁壁には銘板の跡もあった。 そして大きな橋梁で天塩川横の山すそを陸橋で渡っていた。 ガードレールは付いているが、良い景色である。 振り返って見ても、橋脚や護岸壁に鉄道跡が残っている。
ブロック作りの橋脚や橋台がわかる。 上雄信内駅のあった集落へと続いている。 道営開拓地整備事業の説明板に「上雄信内駅」の表示が残っている。 そこから未舗装道路となるが、旧線跡はまっすぐ藪の中へ進んでいる。
藪を抜けると築堤が現れ、路盤も歩きやすい。 その先天塩川の支流をわたる橋梁の橋台が残っていた。 こんな感じである。 上から。
その向こう側にもさらに築堤は続いている。 牧草地の間を進む築堤。 橋台をもう一箇所発見した。 横から。
その傍らには国鉄の境界石も残っていた。 「工」マーク。 そして笹薮化した旧線跡は、平成13年に廃止され、秘境駅で有名であった上雄信内駅手前で現在線と合流している。 横から築堤遠望。



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