鳥海山ろく線(由利高原鉄道)


由利高原鉄道は秋田県にある第三セクターの鉄道会社です、路線は鳥海山ろく線。

由利高原鉄道鳥海山ろく線は、JR東日本羽越本線羽後本荘駅から分岐し、終点矢島駅までの23`の路線です。
JR羽後本荘駅と同じ本屋内に由利高原鉄道の出札・改札口はあります。改札を出るとそのままJRの敷地内で特に区別はありません。終点矢島駅までの運賃は550円、きっぷうりばでは硬券や記念切符、赤線入場券などが販売されています。
JR東日本の駅名標に書かれた鳥海山ろく線の表示。
もとは大正時代に横荘鉄道が途中前郷駅までの11.7`で開業し、その後昭和に入り国鉄に買収され、矢島まで延長し矢島線となりました。
由利高原鉄道は第一次特定地方交通線に指定され昭和60年に廃止決定した国鉄矢島線を引き継ぐために、沿線自治体の出資でつくられた第三セクターの会社です。
矢島行きの車両が4番ホームにぽつんと一両で停車していました(車両はYR1501)。写真の通り4番線には架線柱がありません。
跨線橋内にある表示、時刻表を見るとそれなりに本数はあるようです。
由利高原鉄道には現在2形式の気動車があるそうですが、すべてに「おばこ」の愛称がつけられています。
私以外に4人の地元の方と、他1人の鉄な方を乗せてDCは発車いたしました。
羽後本荘駅を出るとしばらく羽越本線に沿って走り、左側にカーブし始めるとすぐ一つ目の薬師堂駅(無人駅)があります。駅舎は大変味わいある昔ながらのものが残っています。少し前まで木製の駅名標がホームに残っていたようですが、私が訪れた時はありませんでした。
次の子吉駅も歴史ある木造の駅舎が残っておりました。この路線の駅舎は国鉄当時(開業当時?)からの古い木造駅舎のままだったようですが、この2つの駅以外は平成15年に新しいものに改築されたようです。
四つ目の黒沢駅、こんな感じで新しくなっていました。
沿線は田園風景が続きます。路線名となった鳥海山も見えます。
沿線で現在唯一の交換駅前郷駅です、由利高原鉄道になってから交換設備を増設したそうです。ここが開業当初は終着駅でした。
ここから矢島側がタブレット閉塞となっていて、運転手さんがタブレットキャリアを持って交代のため乗車してきました。
前郷駅で地元の方は下車し、車内には私を含め2名の「鉄」人が残されました。
クロスシートのカバーには色々な広告が。
鳥海山ろく線唯一のトンネルを抜けると、乗車後38分で終点矢島駅に到着。町のコミュニティセンターとして使用されているかのような立派な駅舎でした。
新駅舎と並んで旧駅舎が!と思って、折り返し待ち時間、旧駅舎と思われる建物を眺めてました。
ホーム側に回ってみました、奥には車庫が見えます。どう見ても旧駅舎のようですが・・・。
ここから先矢島線は、奥羽本線の院内駅まで続く予定でした。

ちょっと覗かせていただきました。古めかしいポスターが貼ってありますが、内部は現在倉庫状態に。正面側入口内にも車が駐車してあり、旧駅舎だとすればなんだかもったいないと思うのは私だけでしょうか・・・。
新築された駅舎の方を眺めました。折り返しの車両が一両見えるだけです。
駅前の観光案内板、由利高原鉄道の線路図の部分に「高原鉄道おばこ号」と書かれた列車の絵が画かれていました。
ところで乗車してみて感じたのですが、高原って感じは・・・。
平成12年に新築された矢島駅入口。入ると右手に出札や売店があり、この建物に本社事務所が併設されてあります。
出札口で記念に硬券切符を購入し矢島駅を後にしました。

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